当日は、早朝まであいにくの雨だったがスタッフが前夜から徹夜で足場を組み、レールを海中へ埋めていた。これらの作業はほとんどが手作業で行なわれ、会場にできた水溜りも手作業で排水。会場が完成する頃には、天候も回復し、夏らしい日差しも戻ってきた。それと同時に多くのギャラリー、そしてライダーたちが来場。今年いちばんの熱い1日が始まった。
まずは一般ガールズライダー21名による予選からスタート。有名ライダーも一般から勝ち上がらないといけないハイレベルな戦いだったが、奈須沙織、中村由紀らシードでもおかしくないライダーたちは3本という少ないランで力を見せつけていた。
イベント中盤にはすべりだけでなく、普段のトークや表情を知ることができるガールズステージアトラクションも開催。多くの男性ギャラリーが声援をおくり、会場はおおいに盛り上がった。
そしてついにファイナルがスタート。予選を通過した、中村由紀、奈須沙織、野志めぐみ、村井美萌砂ら10名がしたが、ここからスーパーファイナルに進出できるのは6名のみ。スーパーファイナル進出をかけてのバトルが繰り広げられた。
スーパーファイナルへの間には、過去の「JIB BEACH」優勝者や上位入賞者のみが招待され、最強のジブビーチ王者を決定するエキシビジョン「JIB BEACH GRAND CHAMPION SHIP」がスタート。佐藤めぐみ、高橋烈男、谷口尊人ら実力者揃いのメンバーで、誰が勝ってもおかしくない。3本のベストランによって勝敗が決まるこのエキシビジョン、全員が1本目から攻めまくり、ギャラリーからは大きな歓声が沸いた。そんなハイレベルな戦いの中、優勝したのは完璧に板を乗りこなしていた中村貴之。このイベントギリギリまで、海外ですべっていただけあり、完璧なまでの乗りこなしだった。
そして続くスーパーファイナル。ここまでくると、さすがに疲れもあるだろうが、最後の力を振り絞ってベストパフォーマンスを繰り広げていた。招待選手のメンタルの強さが勝ったのか、上位3名を招待選手が独占するという結果。そして熱い夏の1日を制し、優勝を勝ち取ったのは藤森由美だった。彼女は、「ずっとこの日のために練習してきた」と言っていた。スノーボードに対する思い、妹の藤森由香と切磋琢磨してきたこと。彼女にとってここで優勝できたことには、特別な思いがあるのではないだろか。そんな思いや感動を与えてくれたハイレベルな闘いは終了した。
スーパーファイナル終了後はじゃんけん大会、スポンサー各社からのプレゼントタイム、そして毎年恒例となったビーチクリーンが行なわれた。今回僕はジャッジで参加したが、女子のレベルも上がり、男子顔負けのトリックが披露され、参加したくなるほど楽しいイベントだった。たまたまビーチに遊びに来ていた人達にも、スノーボードの魅力が伝わったのではないだろうか。来年もまた開催されるのが今から楽しみだ。
Result
●JIB Girls on the Beach
1.Yumi FUJIMORI
2.Saori OKADA
3.Sae KAWASAKI
●GRAND CHAMPION SHIP
1.Takayuki NAKAMURA
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